5月 2020

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完璧な微笑

  最近、過去の写真を見返している。 特に旅行に行ったときの写真。     ひとりで旅をしていると、美術館を訪れる機会は自然と増えるものの その瞬間には感動しても、美術に対して造詣も深くないわたしは 大抵帰国してしばらくするとほとんど忘れている。     10年以上に初めてひとりで海外へ行ったときは 美術館が大小関わらず写真OKなことに感動して 最初は観るものすべて残してやろうくらいの勢いで撮っていたものの   帰国して膨大な写真を前に、見返す大変さに気づいてからは (最初は印刷してたのもある) なんとなく自分の中で引っ掛かったものだけ撮るようになっていった。 写真を撮っても、ほとんど忘れちゃうんだけどね。     でもそんなほとんど記憶から消えていたような美術も、 見返すと、衝撃があったり、観たときの感覚がぶわーっと蘇ったりして、 けっこう楽しい。   それに付随してしばらくは行けそうもないその国に想いを馳せたり。     というわけで、ランダムに引っ掛かったやつ一個目!   「完璧な微笑」(勝手につけた。昔からタイトルセンスない)       正式には、 Giulio Aristide Sartorio, Il Precursore ジュリオ・アリスティド・サルトリオ 、「先駆者」 (写真あんまり上手くなかったので、URL貼っときました)       美しいーーーー!! 美術の造詣が深くないので(2回目) 言葉が足りないのはご了承ください。     まずイエスが美形。 パステルブルーの背景に白の衣服がぱっと目を引くけど、 それ以外は暗澹としている怪しさが良い。     そしてそして、この絵のなにがいちばん良いって 中央の白いベールで顔が隠れたヨハネの微笑が最高。 肋骨と血色の悪さがなんともいえない。     ぎゅうぎゅう感あって、なんだか気持ち悪い配置、バランスも(褒めてる) 自然に、視線がヨハネの表情に向かうのも不思議。     ああ、このボキャブラリーのなさ。。。 オフィシャルの説明読んでも、いまいちちゃんと理解できないんだよな〜 だれかこの絵を解説してくれる人いたら教えてください。   これはちょうど3年くらい前の、三密必至のバチカン美術館にて。 予約して行ったから長蛇の列を通り抜けてするりと入れたものの 中はちょっと苦しくなるくらい人がいて、すごく疲れた記憶があるけど それでもなんだかローマ史好きだからか、いろいろ印象に残ってるな〜   こんな微笑みができるようになりたいです。     おわり   追伸、 船木結ちゃん(アンジュルム ...
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