新たにポートレートを撮ったので、Galleryに追加しました。
ポートレートをちゃんと撮ろうと思ったのは振り返ると、単純になにかを撮りたいという欲望や、フリーランスで活動するにあたり自分のできることを視覚的にするなどいくつかの理由があるけど、
「カメラを媒介することの快楽と居心地のよさを求めていた」、というのがいちばんしっくりくるような気がする。
人と真正面に向き合うと、どこを見よう、次はなにを話そうって頭がいっぱいになって、その情報量に身体も混乱して、肝心のその人をまっすぐ見たいのにできなくなったりして、
だけどカメラを媒介させればその人の表面的なものを見る社会的なルールから解放され、その人を自分はこう見る、という自由を獲得できる。
それは撮るほうだけじゃなくて、撮られる側になったときもやっぱりそうだと思う。
映像だと動くからかな。カメラを向ける暴力感が強くなるような気もしていて、居心地がいいかというと微妙なところ。それはまた別種の快楽だな。
今回は梅雨真っ最中の晴れた休日に、新宿で撮りました。
女の子を撮るのは、ドキドキするけど楽しいですね。
おわり。