友だちについて①

最初に書くと意気込んだはずが、気づけば宣伝にしかつかってないブログに、、、
「上手く書かないと!」って構えすぎたり、人様に見せるってことになんだかブレーキがかかってしまっていたので、 ここからはあんまり上手くなくても、考えてることとか、好きなこととか、はたまた嫌いなこととか あんまり気負わず書こうと思います。
、、、いや、書くんだ!!
映画に関係なく、なにをテーマに書こうかなと考えて、ぱっと思いついたのが「友だち」についてだった。
なので、ここから数回に分けて「友だち」「友情」をテーマに書いてみようと思います。
20代後半「アラサー」と括られる年齢になったころから、 女同士の間であがる最大のテーマは「結婚」や「子ども」についてということは否定しようがないけれど、 時々トピックにあがって結構深く話すようになったテーマとして「友だち」があった。
独身女性と既婚者、特に専業主婦の間では結局友情なんて壊れてしまうとかよく言うし、 実際に知り合いでもいるけれど 仕事も少し安定してきて(私自身はまったく安定してないですが…) 結婚したり、出産したりする年齢に差し掛かったときに、案外簡単に友情が壊れてしまったり はたまたそろりそろりと距離をとってフェードアウトしたり&されたり、 そうかと思えば、数年会ってもいなければ連絡も取っていなかった友人と再会、意気投合して 「あれ、なんでこの娘に連絡とってなかったんだっけ?」なんて過去の記憶を遡ってみたりする。
3年ほど前に、「友だち」って言葉を聞くだけでため息をついてしまうような時期があった。
というのもそのころ、はじめて女同士のマウンティングを目の当たりにして 打ちのめされる機会がちょくちょくあって。
もちろん大なり小なりは幼少期から存在しているけれど、 「あ、今蹴飛ばされて上に乗っかられて、足でぐいぐい沈められてるな」って感覚は 味わったことがなかった。
(これは比喩でもなんでもなくて、身体的にもそう感じるほどの衝撃、イメージがあった…!!)
映画を撮ってたり仕事にする!って夢があったから、 あとはもともとちょっとズレた人として学生時代から扱われることが多かったのもあり きっと同世代の女性よりもマウンティングされる機会を幸運にも(?)避けてこれたんだと思う。

しかし25オーバーになってその波にもさすがに抗えなくなってきた頃、 仕事、収入、結婚や出産はまだしも、彼氏の有無、はたまたその彼の地位や収入であからさまなマウンティングを受けるようになり、 「あれ、なんでわざわざ友だちと会ってこんな落ち込んでるんだっけ、、、?」って疑問がわいてきてしまい 誘いを断ったり、それとなく距離を置いたりすることが多くなった。 ほとほと疲れ果てて「友だちってなんですかね…」と漏らしたとき、当時の職場の先輩(女性)が 一冊の本をくれた。

それが佐野洋子『友だちは無駄である』(ちくま文庫)であった。
友だちってなんだろう? 「友だちというものは無駄な時をともについやすものなのだ。 何もしゃべることなぞなく、ただ石段にすわって、 風に吹かれて何時間もボーっとしたことのある友だち。 失恋した友だちにただふとんをかぶせる事以外何も出来なかった日。 中身が泣いているふとんのそばで、わたしはかつおぶしをかいていた」。 佐野洋子は友だちをこんなふうに思っている。解説 亀和田武
つづく。
(写真は疑いようもなくわたしの一番の親友、しいた)

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